「働き方改革」に対する国の動向を共有し行方を学ぶ!
~連合佐賀議員懇談会「2017夏季研修会」開催~
連合佐賀議員懇談会(略称:連合議員懇)は7月22日、自治労会館大会議室において「2017夏季研修会」を開催し、連合議員懇会員および連合佐賀・構成組織の役員を中心に43名に参加いただきました。
開会にあたり主催者を代表し徳光会長は、冒頭、九州北部豪雨による死傷者へのご冥福と早期復旧を祈るとともに、佐賀県内の土木工事に関する予算に触れられ「人を大切にするところに予算を使うことが求められている。」との思いが伝えられました。その後、陰りが出てきた安倍政権の現状に関し、安倍総理の言動等について「怒りを通り越し情けない。あきれかえるが、私たち野党の力不足でもある。1年後には必ず衆議院選挙が行われる。野党がしっかり連携しながら安倍政権にストップをかけていきたい。」と決意を述べられ、その上で地方からできるととして「現在、連合議員懇の会員は20名(民進党11名、社民党8名、無所属1名)である。今後予定されている地方議会議員選挙で連合とともに歩める議員を一人でも多く作りあげていきたい。産別のみなさんのご協力をお願いしたい。」と述べ、来る地方議会選挙(佐賀市、鳥栖市、小城市、多久市)への支援と協力を求められました。最後に、連合議員懇研修会の位置づけを踏まえ「しっかり政策を勉強し、住みやすい地域づくり、地域となるよう努力していきたい。」との思いを伝え挨拶されました。
今年度の夏季研修会では、民進党「石橋みちひろ参議院議員」(全国比例、情報労連組織内国会議員)を招き、「『働き方改革』の行方 ~誰のため、何のための働き方改革か~」と題し、①働く者の現状と労働法制上の課題、②民主党政権以降の労働法制改革、②「働き方改革」の主要論点と展望、④めざすべき労働法制の姿、の4点の視点から講演いただきました。
石橋参議院議員曰く、働き方改革の課題は、「今、政治がやるべきは『まっとうな雇用』と『安心の社会保障』の創り直し!」であると。また「働く者のためになる『働き方改革』なら支持、ならないなら断固戦っていきます!」との決意と思いが伝えられました。
【講演PPTより一部紹介】実現すべき法改正=民進党案
①長時間労働規制法案
②同一価値労働同一賃金(均等待遇)法案
③パワーハラスメント規制法案 ←現在規制する法律がない
④ワークルール教育基本法案
⑤公務・公共部門における長時間労働規制法案
⑥公契約基本法案
⑦フリーランサー等、新形態の労働者保護法案
国政報告後は、市政報告として、唐津市議会・伊藤かずゆき議員、武雄市議会・池田ひろき議員の2名より市政の状況と課題等について報告いただき参加者と共有しました。
最後に、現在、連合佐賀が既に推薦決定した地方議会選挙(佐賀市6名、鳥栖市1名)候補予定者より挨拶(出席議員2名)と事務局より紹介を行い全日程を終了しました。
◆佐賀市議会・鳥栖市議会議員選挙 ☛ 連合佐賀推薦候補予定者(2017/7/12現在)